ハロウィン

■ ハロウィン（Halloween)の名前は略字！？

ハロウィンは「Halloween」と書きますが、実は、諸聖人の日（カトリック教会の祝日）「All Hallows' Day」の前日の前夜祭で「All Hallows' Evening」という言葉を短縮した言葉なんです。つまり、祝日前のお祭り！でも、元々の収穫祭が教会のイベント名になってしまった感じですね♪（カトリックの秘密結社に殺されるかもしれないセリフw）

■ ハロウィンはなんで仮装するの？

ハロウィンは実は、古代ケルトの伝承によると、死後の世界とこの世の世界がつながる日（日本でいうお盆）で、先祖の霊が家族に会いに来る日とされています。けれども、先祖の霊だけでなくお化けや悪魔も一緒に来てしまい、子供に悪さをしたり魂を奪ったりすると言われていました。
そこで、仮面や化粧を施し魔よけの焚火などをして、お化けや悪魔を驚かせて追い払うという風習が生まれました。または、お化けや悪魔のような仮想をして悪魔達と仲間だと思わせて身を守るとい意味もあるようです。

■ ハロウィンはなんでかぼちゃのお化け？

ハロウィンのかぼちゃ（ジャック・オー・ランタン）の由来は、アイルランドのジャックという男の伝承の話が起源となります。

～ ジャックと悪魔のハロウィンの契約 ～

いつも悪さばかりしているジャックが、酒場で酒を飲み、飲んだくれていた帰り道。地獄から来た悪魔と遭遇しました。その日は10月31日ハロウィンの日。ハロウィンの日の夜は、この世と地獄の世界の境が無くなり、地獄から多くのお化けや悪魔達が人間にとり憑きに来る日です。
そんな日に飲んだくれて道端をちどり足で歩くジャック。悪魔はジャックの魂を奪おうと襲い掛かろうとします。すかさずジャックは悪魔に向かって、
「わかった！俺の魂が欲しいならくれてやる。でも、その前に酒を一杯おごってくれ！」
悪魔は酒の一杯ぐらい良いかと思い、お酒をおごる事を承諾します。
ジャックは、
「なら、今すぐ酒を買う金をよこせ！」
悪魔は地獄から来たばかりでお金は持っていません。考えた悪魔は自身をお金に姿を変えます。
すかさずジャックは姿をお金に変えた悪魔を財布にしまい財布の口を堅く閉じました。
悪魔は財布から出る事が出来ず、ジャックに財布から出すように懇願します。
ジャックは、
「出してほしければ取引しよう！」
ジャックは悪魔と10年間はジャックの魂を奪わない契約を結びます。

そして、10年後。。。
悪魔は再びジャックの前に現れます。
悪魔に向かってジャックは、
「わしの魂はくれやる。その前にあの木のリンゴが喰いたい。あのリンゴを取ってくれ。」
最後の晩餐ならぬリンゴぐらい取ってやるかと、悪魔は木に登ります。
すかさず、ジャックはリンゴの木の幹に十字架を刻みました。十字架の印が怖くて悪魔は木から降りる事ができなくなり、下ろしてほしいと懇願しました。
ジャックは、
「下りれるようにしてほしければ取引しよう！」
ジャックは悪魔を再びだまし、今度はジャックの魂を永遠に取らせないよう契約を結びます。

数年が経ち、ジャックは年を取り亡くなります。天国に行こうにも、ジャックは日頃の行いが悪く天国に行けません。仕方なくジャックは地獄の門を叩きます。
すると、門から顔を覗かせたのはあの悪魔でした。ジャックは悪魔に、地獄に入れるように話します。すると、悪魔は、
「お前の魂を取ることはできない契約だ。だから、この地獄の門の中に入れることもできない。」
ジャックは天国にも行けず地獄にも行けず、真っ暗な道を戻るしかありませんでした。ジャックは悪魔に振り返り、
「せめて、明かりをくれ。暗くて道が歩けない。」
悪魔は地獄でも燃える火の塊をジャックに与えます。ジャックはその火の塊をカブの中に入れてランタンとして使いました。
ジャックはそのランタンを持ち、この世とあの世の狭間を永遠とさまよう旅に出たのです。。。

このジャックのカブのランタンが彷徨う魂のシンボルとなり、アメリカに伝承する際にカブがかぼちゃに変わったのが由来と言われています。