山桜の美しい樹皮でつくられる縁起のいい一品
和の空間をさらにやさしく。桜の樹皮から生まれた工芸品たち。長い冬を越え、春の訪れとともに力強く芽吹く、山桜の美しい樹皮で作られる演技のいい一品です。樺細工は江戸時代に秋田県・角館の佐竹北家によって技法が伝えられたとされる、山桜の皮を使用した伝統工芸品です。一つ一つ違った趣を見せる桜皮の表情は、使い込むほどに味わい深くなります。
歴史ある武家屋敷と桜並木が美しい「みちのくの小京都」、秋田県角館。ここに江戸時代より伝わる伝統工芸が樺細工 (桜皮細工) です。その工法は、江戸時代中期に秋田県北部の阿仁地方に伝承された山桜の皮を利用した細工の技術を、佐竹北家の武士、藤村彦六が習得したのが始まりと伝えられています。 武士の手工芸品として知られる角館の樺細工は、世界でも類を見ない樹皮工芸と言われ、今もその技術が引き継がれています。昭和51年 (1976年) には、秋田県で初めて国の「伝統的工芸品」に指定されました。
樺細工は「一属一種」の世界に類例のない工芸品であり、自然素材の美しさ、温かさによって広く愛されています。樹皮にはあめ皮、ちらし皮、ひび皮など12種類程あり、天然の素材であるため、仕上げられた作品に同一のものはありません。決して華美でない奥ゆかしい佇まいには、武士の精神のような厳粛な美徳が感じられます。滑らかで強靱、しかも湿気を避け乾燥を防ぐという特質を備えた樺細工は、茶筒には打ってつけです。天然素材の感触が心地よく密閉性が高い茶筒。自然な木目の美しさ、樹皮特有の光沢、渋い色合い...使い込むほどに増す美しさをお楽しみください。
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